国際ロマンス詐欺の名前くらいは聞いたことありますよね? 出会い系やマッチングアプリでのロマンス詐欺も2025年になってさらに増えています。僕も出会い系やマッチングアプリをバリバリ使ってるから、この手の詐欺話にはほんと嫌気がさしてます。甘い言葉で恋愛ムード作りながら、お金を巻き上げるなんて、ひどい話です。 でも、しっかり知っていればこの手の詐欺は防げます。今回はロマンス詐欺の全貌、最新の手口、被害を防ぐコツ、万が一騙されてしまった時の対処法まで、全部分かりやすくまとめました。詐欺師に負けない準備しよう!
ロマンス詐欺って何? 出会い系やマッチングアプリでの危険な手口
まずロマンス詐欺の基本から。出会い系でのロマンス詐欺とかマッチングアプリでのロマンス詐欺は、要は恋愛を装った詐欺のことです。X、Instagram、Pairs、Omiai…ネットの出会いの場で、詐欺師が「運命の相手」っぽく近づいてきます。どんな手口で、どうやってお金をせびってくるのかサクッと解説します。
ロマンス詐欺ってどんな手口?
詐欺師のやり方は、最初は出会い系サイトやマッチングアプリで普通の人のように近づいてきます。「好きな映画一緒じゃん!」とか「犬飼ってるの? 僕も!」なんて軽いメッセージから始まって徐々に仲良くなります。そこから「君って特別だよ」なんて恋愛っぽい雰囲気作っていきます。僕みたいなおじさんでも20代の若い子でもついハマっちゃうくらい実に巧妙に仕掛けてきます。
で、ある日突然、「実はピンチで…」って話がきます。「病院で入院しちゃって」、「家族が大変な目に」なんてウソの不幸話で5千円とか1万円とか少額のお金を要求してきます。これに応じて送金してしまうと「もっと助けてほしい!」って金額がどんどん上がっていきます。最終的には「一緒に投資で儲けよう!」、「結婚資金貯めたい!」とかで100万円単位でガッツリ詐欺ってきます。時には被害が数千万円に拡大することも珍しくありません。ほんとひどい話ですよね。
お金をせびる口実
詐欺師はいろんなパターンでお金を引っ張ろうとしてきます。
例えば
- 少額スタート:交通費や医療費、生活費で「ちょっとだけ貸して」。数千円~数万円
- 高額ゴール:結婚資金、新居の準備資金などで数百万円
- 複合:「暗号資産で儲かる」などの投資詐欺との複合パターン。
などがマッチングアプリや出会い系サイトでのロマンス詐欺では特に多くなっています。
なんで「国際」?
ロマンス詐欺が「国際」って呼ばれるのは、詐欺師がだいたい海外からやってるから「国際」とつけて呼ぶことが多くなっています。送金先がフィリピンとかナイジェリアとか香港などの海外の銀行口座が多く使われます。昔は英語や片言の日本語、変な機械翻訳っぽいメッセージでやり取りしてくる(日本語勉強中なんて嘘もついてました)から怪しいって気ける人もいましたが、2025年はAI使って超自然な日本語でメッセージを送ってきたり偽のビデオ通話(ディープフェイク動画)まで使うなど増々巧妙になってきています。今後、フィリピンあたりに潜伏している日本人の振り込め詐欺グループなどが今後ロマンス詐欺を真似しないとも限らないので外国人だから危険、日本人なら安全とはなりません。今後国際とつかないロマンス詐欺も増えてくることも予想されます。日本人の詐欺師も増える可能性も十分にあり「日本人なら安心」はダメです。どこの人であっても警戒はしてください。
これで基本はご理解いただけたと思います。 ロマンス詐欺は甘い言葉で恋愛のフリして近いてきます。手口を知らないとあなたも騙されてしまう可能性があるので十分警戒してください!
続いて2025年の最新手口をご紹介します。
2025年のロマンス詐欺! こんな手口に気をつけて
出会い系のロマンス詐欺は2025年に入ってかなり進化してきています。昔みたいな「王子様メール」なんて可愛いものではなく、AI、SNS、暗号資産…最新テクノロジー使って超リアルに仕掛けてきます。僕が出会い系でいろんな話聞いてきた経験から、最新の危険な手口、3つピックアップして解説します。
AIで生成される偽の恋愛は超リアル
詐欺師は最近AIをバリバリ使ってきます。例えば海外での話ですがこんな事件がありました。2025年、フランスの女性がAI生成された偽ブラッド・ピットからのメッセージにそそのかされて1億3000万円以上送ってしまった事件がありました。これはニュースになって日本でも流れたからご存じの方も多いですよね。 ビデオ通話はなかったみたいですが、AIで作った偽の写真やメッセージで「君は特別だよ」なんて恋愛ムード作りまくりだましたわけです。2023年アメリカでAI絡みの詐欺被害が既に1億ドル超えたってデータもありますし、2025年日本でもこのような詐欺事件が増えると予想されます。今やビデオ通話で話したからって安心できない時代です。相手の写真をGoogleレンズでチェックしてみてましょう!意外と見破ってくれますよ!
暗号資産で大金狙い
「一緒に投資で儲けよう!」などの投資話はかなり危険です。マッチングアプリのロマンス詐欺で2025年はこのパターンがかなり増えています。実際僕の知り合いの女性もSNSで知り合った「投資に詳しい男性」に70万円振り込んでしまったあと連絡が取れなくなった被害にあっています。この時は仮想通貨の話で「この〇〇コインで億稼げる!」なんて盛り上がったんだけど全部偽情報だったとの話でした。
消費者庁のデータだと20代~40代で投資詐欺の被害平均100万円らしいので100万円程度の儲け話でも十分注意しましょう! 投資や暗号資産だと数千万円をイメージしますが実際は100万円以下でも十分あり得ます。と言いますかネットでも現実世界でも投資話はほぼ詐欺なので相手にしないようにしましょう。
また詐欺師はビットコインやイーサリアムで送金させようとしてきます。怪しいリンクが送られてきたらまずはググってみましょう。偽の投資サイトはすぐにわかりますよ。
SNSのDMは罠だらけ
ロマンス詐欺は出会い系サイトやマッチングアプリだけで怒っているわけではありません。InstagramやXのDMでいきなり「ハロー! 君、素敵だね!」なんてメッセージの9割は詐欺です。2025年、SNSきっかけのロマンス詐欺が全詐欺被害の4割超えると言うデータもあり、今後ますます増えていくことが予想されています。最近では特に20代の若者が男女問わず狙われてる傾向が強まっています。自分は若いしお金持ってないから大丈夫なんて油断は禁物です! WhatsAppとかTelegramに誘導して「親密な関係」装ってお金をせびってきますからね!
実例だと、25歳の女性がXのDMで「アメリカ人実業家」に100万円送ったけどプロフィールが全部偽物だったなんてこともありました。怪しいDM がきたら即ブロック!!
2025年のロマンス詐欺はこんな感じで巧妙になってきています。とにかく甘い言葉や投資の誘惑に負けないことです。
続いて防止策をお伝えします。
ロマンス詐欺を防ぐ! 今すぐできる5つの対策
出会い系やマッチングアプリで ロマンス詐欺やに引っかかったらほんと痛いですよね。金銭的ダメージもさることながら騙されたことで精神的にもかなりやられます。僕も出会い系を利用しているから詐欺師の狡さはよくわかっています。2025年、あなたが被害に遭わないためにこれから開設する今すぐできる5つの対策を実践してみてください。すべてやればかなり安心ですよ。
怪しいサインを見逃さない
- 急に「君は運命の人!」等熱い告白。知り合って数日でそんな話ありえません。
- 会う約束を突然キャンセル。「海外で忙しい」「急に事故った」なんて怪しすぎます。
- プロフ写真がモデル並み。Googleレンズで検索したらネットの拾い画像かわかります。
- 小さい金額からスタート。「5千円貸して」がやがて100万円になります。
お金は絶対送らない
どんなに親しくなっても送金しなければ経済的被害を被ることはありません。
当たり前のことを言ってるようですが詐欺師は時間をかけて信頼関係を構築してきます。しかも金銭の要求時には緊急で困っていることをアピールしてきます。信頼している人に困っているから助けて欲しいと言われてそれを無碍にできる人はそうはいませんよね。詐欺師はそこにつけこんできます。
送金してしまいそうになったら送金する前に誰かに相談するかそのお金は本当にあなたが自分が払う必要があるのかじっくりと考えるようにしてください。
「ちょっとだけなら…」と同情してしまうのはかなり危険です! 詐欺師は少額から始めて搾り取れるところまで絞ってきます。送金や振込の話きたら「悪いけど無理」ってきっぱり断りましょう。暗号資産、ギフトカード、電子マネー等ももちろん送ってはいけませんよ!
SNSのDMは警戒しよう
ロマンス詐欺は出会い系やマッチングアプリだけで起こっているわけではありません。SNSなどでも起こっています。むしろSNSの方がメインと言ってもいいくらいです。
XやInstagramで知らない人から「あなたは特別だよ!」なんてDMがきたらほぼ詐欺です。20代の被害者の約半分がDMきっかけってデータもあるくらいです。知らない人からのメッセージには警戒度マックスで対応しましょう。怪しいと感じたら即ブロックかスルーしてください!
出会い系サイトやマッチングアプリの外で話さない
詐欺師はすぐにLINEやWhatsAppやテレグラムに誘ってきます。「このサイト(アプリ)使いにくいからさ!」なんて言ってきますが嘘です。マッチングアプリや出会い系サイト内では運営の監視があるので監視がない外部アプリに移動して使ってやりたい放題したいだけです。Pairsや出会い系サイトでは怪しい利用者は通報できます。知り合って間もないのにLINEなどの外部サービスに誘われたら通報しましょう!
怪しいと思ったらすぐ調べよう
- 相手の写真をGoogle画像検索でチェック。使いまわしされているとすぐにわかります。
- 名前やメールアドレスをググる。詐欺師は使い回しのプロフィール多いからすぐにわかります
- 消費者庁のサイトでチェック。最新の詐欺手口が載っています。
この5つをしっかりやっておけばロマンス詐欺はかなり防げますが、それでも万が一騙されてしまった時の対処法を次で解説します。
ロマンス詐欺に遭ってしまったら? 慌てず取るべき対処
「やっちゃった…出会い系(マッチングアプリ)でロマンス詐欺に引っかかったかも…、」って気づいたら、まず落ち着いて。2025年に入り詐欺師はより巧妙になったとはいえ、きちんと対応すれば被害をある程度抑えられます。
まず親しい人に話す
「なんか怪しいかも…」った感じたらその時点ですぐに信頼できる人に相談しましょう。友達、家族、同僚あなたが信頼できる人ならだれでも構いません。渦中のあなたより冷静に怪しいところがあれば「それ詐欺だよ」と指摘してくれるはずです。
出会い系やマッチングアプリでロマンス詐欺の被害にあう人は20代から50代まで幅広くなっています。2025年の被害者の半数が「恋愛信じてた」って後悔してしています。一人で抱え込むのはやめて親しい人に相談してみましょう。人に話すことで頭の中が整理できて「ほんとだ詐欺かも!」と気づけるはずです。そうすれば次の行動がとりやすくなります。
送金、振込はすぐストップ
証拠をしっかり集める
XのDM、出会い系サイトやマッチングアプリ内のメッセージ、送金の明細、相手のプロフィール写真を全てスクショして保存しておきましょう。 ロマンス詐欺の証拠になります。警察や相談先に説明するときに特に重要になります。
とにかく何でも保存しておきましょう。LINEやテレグラムなどのメッセンジャーのトーク履歴を含めてすべてです。
公的機関に相談
次に消費者庁か国民生活センター(188番)に連絡しましょう。ロマンス詐欺の被害にあったと伝えれば、返金の可能性や次にあなたが何をするべきか教えてくれます。
警察に被害届を出すなら早めにしましょう。いきなり警察は…という方はまずは#9110(警察相談専用電話)に電話して警察の指示を仰ぐのがいいでしょう。最新の警察への詐欺相談件数は年間10万件を超えています。あなたも恥ずかしがらずに相談してください。
自分の心のケアも忘れない
恋愛だと思ってたのに騙されてたとわかるとほんと心がズーンってなりますよね。僕も出会い系で詐欺ではないけど怪しいのに引っかかりそうになった時すごく落ち込みました。先ほども言いましたが出会い系サイトやマッチングアプリでは20代から50代まで誰でもロマンス詐欺のターゲットにされるので自分を責めないようにしましょう。2025年、被害者の半数が「恋愛信じてた」って後悔してるってデータもありますが誰でも恋愛だと思ってたのに裏切られたらつらいのです。そこで大事なのは友達や同僚や家族に話すことです。友達にグチって「お前だけじゃないよ!」って励ましてもらえばだいぶスッキリしますよ。信頼できる人に話すと慰めてくれるし、時間が経てば笑い話にもなりますからね。ロマンス詐欺の傷、時間かかるけど、身近な人に話して少しずつ癒しいきましょう。お酒を飲んで忘れる(飲み過ぎは注意)、カラオケで友達と大騒ぎするなどの気晴らしも必要ですよ。
アダルト出会い系はエッチ相手を探す場所
当ブログの読者の方なら出会い系をエッチな目的をメインに利用するのが主でしょうから、いつ会えるかもわからない海外在住の人にわざわざ接触しないかもしれません。たとえメールが送られてきてもプロフを見てスグには会えないと判断すれば返信さえしませんよね。
実はこれが国際ロマンス詐欺を未然に防ぐ最良の方法です。当初の「会えてエッチできる女性と出会う」という目的を忘れず会える可能性すらない人の相手をしないのが一番です!
日本在住の外国人ならなくはないかもしれません(と言いますか僕自身アメリカからの留学生(日米ミックス)と出会い系で知り合い良い感じになったことがあります)が、それでもお金の話しをしてきたら以降相手をしないだけで対策になります。
出会い系サイトやマッチングアプリでは日本在住で会える前提の人とだけ絡むようにすれば少なくとも国際ロマンス詐欺の被害に会うことはまずありません。あなたの出会い系での目的を忘れず、たとえ魅力的な外国人からメッセージが来たとしても相手をしなければ大丈夫です!でも、日本人の詐欺師もいるっていうのは忘れないでくださいね。
ただし出会い系やマッチングアプリにはロマンス詐欺以外にも
- 援デリ業者
- ボッタクリバーの集客
- キャラ誘導
- デート商法詐欺師
などの悪質利用者が紛れ込んでいるので注意してください。
これら悪質利用者についてはこちらで詳しく解説しています。
